2007年 「新日本様式」100選の選定
「新日本様式」100選に、木曽漆器工業協同組合の文化財保存修復の地場産業化プロジェクトが平成19年11月12日に選定されました。
「新日本様式」とは
我が国の伝統的なデザインや機能、コンテンツと我が国の高度な技術力や商品力とを融合させ、現代生活に潤いと輝きを与える「日本らしさ」を追求し、新しい日本様式を確立させようという施策であり、日本の通商政策上にも位置づけられ、「アジアゲートウエイ構想」にも採用されています。施策の原点となる「日本らしさ」の中核には「日本人の自然観」を置き、それをとりまく「こころ」として以下の三つを想定しています。
「たくみのこころ」:素材を自然の命として尊び、引き継がれた知恵や技を大切にしつつ、常に新しい技術や文化を作り出す「たくみの技」
「ふるまいのこころ」:全体への責任意識をもちながら、個性を磨き、気品と気概のある生き方を求める「粋(いき)の行動」
「もてなしのこころ」:異質な考えや新しいものを尊重しながら、自己を確立し、多様性と調和を重んじる「優の精神」