砥石による錆研ぎを行い木曽地域では「ジヌリ・ナカヌリ」と呼ぶ独特の中塗りを施した後、多種の精製彩漆を用いて塗りわけ作業を行った後、コキ研ぎをして、上塗りをして乾燥後やわらかな木炭の粉末で磨き、さらに鹿の角の粉末に菜種油と砥の粉を混ぜて丹念に艶出しをして仕上げる。鏡面のように研ぎ澄まされた漆地に漆工の至芸を見る。
代表的なもの:座卓・呂淵・重箱・菓子鉢・飾り棚など